フィットネスジム経営者向け 施設内でのゲーミフィケーションのメリット

フィットネスジム経営者向け

フィットネスジム経営者向け 施設内でのゲーミフィケーションのメリット

施設の利用者がワークアウトを行うときには、何を望んでいるのでしょうか。その答えは個人によって異なる場合もありますが、共通するテーマがいくつか浮かび上がってきます。彼らが望んでいるのは、良い汗をかき、過去のワークアウトの結果を越えるために自分自身に挑戦すること。そして、自分の掲げたフィットネス目標に一歩ずつ近付き、カロリーを消費しながら友人と楽しく過ごす、ということではないでしょうか。

このようなテーマは、概してゲーミフィケーションの概念と重なる傾向があります。一般的には、ゲーミフィケーションとは「非ゲーム状況にゲーム機構を適用するプロセス」のことを意味します。その目的は、データドリブンアプローチを利用して、ユーザー間でコミュニケーションとモチベーションを共有し、推進することです。ゲーミフィケーションのメリットを知るとともに、フィットネス業界でゲーミフィケーションがどれほど盛んであるか、そして各施設がどのようにしてゲーミフィケーションを取り入れているのかについても、ぜひ読み進めてください。

ゲーミフィケーションのメリット

フィットネス体験にゲーミフィケーションを取り入れると、参加者にとって、より楽しく、挑戦しがいのある環境を作り出すことができます。エクササイズをしている時間が楽しいため、「現実の世界」から、設定された中間目標を達成し、ベストを尽くして努力しなければならない「架空の世界」へトランスポートする、と感じる場合もあるのです。

多くのテレビゲームを楽しむ人々が、またすぐにゲームをしたいと思うように、利用者は次の挑戦に打ち勝てるようにゲーミフィケーションが施されたフィットネス体験に戻りたいと感じるようになります。いつの間にか、ゲーミフィケーションの体験に熱中するようになるのです。その結果、会員が次の目標を達成するために頻繁にジムに通って来るようになり、会員のフィットネスに対する愛着とジムへの定着率を上げることができます。

ゲーミフィケーションをグループプログラムに適用すると、利用者同士の競争心が現れるとともに、非常に強い連帯感が生み出されます。ジムの常連会員の多くは、会員同士のサポート、友情、および友好的なライバル意識が得られる、結束の強いコミュニティを求めていますので、グループプログラムにゲーミフィケーションを取り入れることは、非常に有効だと言えるでしょう。

フィットネス業界におけるゲーミフィケーション

子供のころに行なった、最初のフィットネス体験を思い返してみてください。おそらくチームスポーツや体育の授業に参加して、そこで友達とゲームをして共通の目標を達成したり、勝者を決めた経験が思い出されるのではないでしょうか。

成長して大人になっても、物事は大して変わりません。大人になると、幼少時に満喫したその楽しい競争心を呼び戻す体験を探し求めることがあります。幸運なことに、テクノロジーの進歩によって、日常生活の多くの側面にゲームを統合できるようになり、フィットネス業界でもゲーミフィケーションが広く行き渡っています。以下の具体例を考察してみましょう。

  • インドアサイクリングクラス: Spinner® Chrono™ Powerのような新世代のインドアサイクリング用自転車は、ライダー個人のパフォーマンスをワット単位で測定し、ワークアウト中のさまざまな状態を表示する機能が組み込まれています。これらの自転車にはスコアボードに接続する機能があり、参加中の自転車のパフォーマンス状態をクラスの正面に表示できます。つまり、ライダーは互いに競争でき、施設のインドアサイクリングプログラムに、ゲーミフィケーションの楽しさを取り入れることができる、というわけです。
  • ネットワーク化されたカーディオ機器: Preva™は、Precorのネットワーク化されたフィットネスソリューションです。ネットワーク化されたPrecorカーディオコンソールにログインすれば、いつでもフィットネスの進捗状況を簡単に追跡したり、Prevaアプリを使用してワークアウトをログに記録することができる機能が備えられています。Prevaはゲーミフィケーション技術を利用して設計され、ワークアウト完了のためのバッジが利用者に進呈されます。フィットネスの行程の最初のパートで、より多くのバッジを受け取ることができれば、利用者は早い段階から動機付けされ、鼓舞され続けて、さらにバッジを獲得するためにジムに来てワークアウトをしようという気になるのです。
  • ウェアラブルフィットネステクノロジー: 会員の多くは、Fitbit®、Suunto®、またはGarmin®などのフィットネストラッカーを使用して、自分の身体能力と全体的な健康状態を常にチェックしていたいと思っています。これらのウェアラブルアイテムは、心拍を取れるものであれば、ゲーミフィケーション化された環境での使用に最適なものと言えるでしょう。これらのアイテムには、個人のフィットネスレベルを分析する機能やメリットを備えています。各個人のパワーレベルに合ったパーソナルトレーニングプログラムを提案すれば、会員とトレーナーとの間で良い関係性が構築でき、楽しく競争できる環境を作ることができます。
  • フィットネスベースアプリ:どんな環境にいても、周囲を見渡すと、携帯電話が欠かせないアイテムであることに気付きます。携帯電話のようなテクノロジーが毎日の生活に深く関わりすぎていることに疑問を持つ人もいますが、次のようなアプリを使い始めると、あまりにも楽しく便利なため、もはや、携帯電話がフィットネスの足を引っ張るといった異議を唱える人はいなくなるでしょう。
    • Zombies, Run! このアプリは、ランニング中に音声によるアドベンチャー機能を利用して誘導し、より速く走るよう励まし、追いかけてくるゾンビから逃げるように促します。
    • ポケモンGO より多くのキャラクターを獲得してゲームスコアを上げながらウォーキングができる優れたアプリです。また、地域周辺の新しい場所を探検し、ゲーム中に新しい友人と知り合うこともできます。
    • Charity Miles 独特なスタイルのゲーミフィケーションであるこのアプリでは、ランニングまたはサイクリングをした1マイルごとに金銭を獲得し、そのお金を自分で選択したチャリティに寄付します。利用者は金銭の価値によってやる気を起こし、より多くの寄付ができるように、さらに先へ進もうとします。

施設でのゲーミフィケーションの実施

ゲーミフィケーションを施設に取り入れるにはどのようにすればよいでしょうか。アイディアをここで紹介します。

まず、調査する

あなたとスタッフの間で前述のフィットネス体験をいくつか試してみると、施設で現実的に達成可能なことが何なのか、気付くことができます。少し自分のキャパシティを超えていると思っても、ゲーミフィケーション体験を怖がらずに試してみてください。そうすると、ゲーミフィケーションがどういったものなのか、どうしたら会員の興味を惹くことができるのかといった見通しを具体化できるようになるでしょう。

フィットネスエキスパートと連絡を取る

フィットネス器具のメーカー担当者と連携して、ゲーミフィケーションに組み入れた、競争ができるトレーニング環境を作るために、業者が提供できるものは何なのか、確認してみましょう。統計データを追跡しているネットワークフィットネスコンソールから、グループトレーニングクラスまで、ハイテクに精通したゲーミフィケーションを施設に取り入れるためのオプションが多数あるはずです。

スタッフを参加させる

スタッフを参加させて、ゲーミフィケーションのアプローチに関するフィットネス体験を行なってみてください。また、クライアントおよび会員が、そのアプローチを利用できるようにしてみましょう。スタッフのサポートがあれば、会員は、ゲーミフィケーション化された体験をするという新しいチャレンジにも安心して取り組め、ワクワクするはずです。スタッフは、クライアント間で友好的なライバル意識と競争心を作り出すことが得意なので、その力をぜひ有効活用しましょう。

創造力を働かせる

責任者とスタッフが一体となって、コンテンツの運営を維持し、中間目標を意識させるにはどうしたらいいか、思い付くことをどんどん挙げてみてください。ゲーミフィケーション化のアプローチの裏側では、必ずしも凝ったテクノロジーが必要になるというわけではありません。施設でのコミュニケーションとプログラムへの参加を促す手段を考えて、それまでの自分の記録を破れるように、個人のパフォーマンスの測定と追跡を行うだけも効果があります。例えば、ひとつのアイディアとしては、ブートキャンプ中に減量したパーセンテージが最も高かった人、最も多くのワークアウトセッションに連続して参加した人、またはSpinning®クラスで心拍数を最も高く維持した人を称える、といったちょっとしたことも有効な手段となります。

ごみ拾い競技を主催する

施設周辺または戸外の近くの公園で、み拾い競技を企画してみてはいかがでしょうか。各ステーションで、参加者は次のステーションを探す手がかりを入手するために、特定のセット数のエクササイズを行わなければいけない、というルールを設定します。ご み拾い競技をフィニッシュすると、無料のパーソナルトレーニングセッションやジムの店舗の商品券などの賞品を獲得できるようにしてみるのです。主催者にとっては比較的低費用でイベントを実施でき、利用者は思い出が作れるので、どちらにとってもメリットがあり、さらに、競争を楽しむことができます。

障害物コースを設定する

スタジオの空きスペースや、多数のステーションのある機能トレーニング設備がある場合は、障害物コースを作成して、競争好きなクライアントを後押ししてみましょう。事前に決められたリストにある、全身(腕と肩、体幹の強さ、および足)をテストするエクササイズに参加者を挑戦させます。障害物コースを、さらにパワフルな体験にしたいなら、高負荷のカーディオも追加するとよいでしょう。最も早く終了した人が勝者となります。

最後になりますが、何より大切なのは、ゲーミフィケーション体験が会員にとって楽しく、費用がそれほどかからず、達成可能であるものに設定することです。また、優れた結果を残した利用者には、それを認定し、何かしらの褒賞を授与する機会を作ると、より効果的です。

施設への会員の定着率を上げることができる、最新のPrecor製品については、下記をご確認ください。

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